小説「森のおじいさん⑤」

志保ちゃん

2006年04月20日 17:24

 「・・・。まるで今、私の話に答えてくれたみたい・・・。」

 次はやさしい風が吹いた。

 私は、やさしく笑った。

 「ありがとう。」

 木はなんと言ったのか分からない。 

 けど、“大丈夫!”って答えてくれたような感じがした。

 そして、私は走って、時にはスキップして家に帰って行った。

 (続く)

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