小説「森のおじいさん⑥」

志保ちゃん

2006年04月21日 17:43

 家に着くと、店は閉まっていた。

 今の時間は、4時30分だった。

 いつもは6時に閉まるのに・・・・。

 私は、おそるおそる中に入った。

 “どろぼう”がいたらどうしよう・・・・。

 “お母さんが倒れていたら”といろいろなことが
 頭を回っていた。

 ドアのすき間から光が通った。 (誰かいる・・・。)

 そう思いながらドアを開けた。

 (続く)

関連記事